日本史は縄文時代と旧石器時代が9割!世界最古の遺物が続々と発見!

撮影場所:御所野縄文公園

皆さんは、「皇記」という言葉をご存じですか?

皇記とは、神武天皇が即位された紀元前660年を皇記元年とする日本独自の暦なんです。

西暦2024年は、皇記2684年!

つまり日本は、建国から2684年の歴史を持つ国なのです。

これはギネスブックにも認定されており、日本は世界最古の王朝として掲載されているとのことです。

スゴイですね!

ところがその日本の歴史も、縄文時代と比べると、その長さは1/5にも及びません

ただでさえ長い縄文時代ですが、日本には縄文時代よりも前にさらに長い歴史を持つ時代があるのです!

しかも、その時代からは世界最古と言われる発見が続々と!

そこで今回は、

  • 日本史は縄文時代と旧石器時代が9割!
  • 縄文時代と旧石器時代からは世界最古の遺物が続々と

をお伝えいたします!

非常に興味深いお話だと思いますので、最後までお付き合いください😉

目次

日本史は縄文時代と旧石器時代が9割!

出典:EC-Education.japan

上の歴史年表は、「AI時代の子育て情報サイト EC-Education.japan」さんが無料で公開している正しい比率の歴史年表です。

説明の必要がないくらい、一目で旧石器時代と縄文時代がどれだけ長い時代だったのかが分かりますよね?

弥生時代が始まったのが、およそ紀元前300年~400年頃といわれています(これには諸説あるようですが…)。

日本列島に現生人類(ホモ・サピエンス)が海を渡って入ってきたのが、およそ3万8千年前。

弥生時代から現代までおよそ2300年ですから、旧石器時代と縄文時代を合わせた歴史の長さは、日本の歴史の9割以上にも及びます!

逆に考えると、弥生時代以降、日本は歴史が激しく入れ替わる激動の時代に入ったともいえるでしょう。

縄文時代と旧石器時代から世界最古の遺物が続々と発見!

撮影場所:御所野縄文公園

さて、ここまでは、日本の歴史の9割以上が縄文時代と旧石器時代で占められているというお話をしました。

ここからは、日本では世界最古と言われる遺物がたくさん出土しているという話をしたいと思います。

以前の記事で、縄文時代は非常に平和な暮らしをしていたというお話をしました。

長く争いのない時代が続いたからなのか、それとも生きるのに厳しい時代だったので様々な工夫をしたのからなのかは分かりませんが、縄文時代や旧石器時代の日本は世界でも最先端の技術大国だったのです!

その証拠として、日本では世界最古の遺物がこんなにも多く見つかっているんです!

  • 世界最古の往復航海
  • 世界最古の磨製石器
  • 世界最古の落とし穴
  • 世界最古の釣り針
  • 世界最古の土器
  • 世界最古の漆器

しかも、どれもこれも年代がかなり古い!

たぶん驚きの連続だと思いますので、最後まで楽しんでいってください😉

世界最古の往復航海

日本人は、約3万8千年前から船で大海原を往復航海していたという証拠があります。

それが、伊豆半島の南の太平洋上に浮かぶ神津島産の黒曜石です。

この神津島産の黒曜石が、関東の各地の遺跡から出土しています。

地図を見てわかるとおり、伊豆半島から神津島まで結構な距離がありますよね。

その距離は約50㎞!

水深も、深いところで800mにも及びます。

海流の影響も考えると、生身の人間が泳いで渡れる距離じゃありません。

しかも黒曜石を担いで泳ぐなんて、なおさら不可能です!

そう考えると、出てくる答えは

約3万8千年前の旧石器時代の人々は、船で大海原を航海する技術があった!

と考えるしかありません!

これは、世界最古の往復航海の証拠です。

そのころホモ・サピエンス、沖縄諸島のあたりを渡って日本に入ってきました。

それだけの航海技術のある当時のホモ・サピエンスが、伊豆半島から神津島まで黒曜石を取りに行っていたとしても納得です。

ただ、ホモ・サピエンス日本に入ってきたのが3万8千年前。

この神津島の往復航海の証拠も3万8千年前。

もしかしたら、ホモ・サピエンスが入ってくる以前から日本にいた人種が、すでに往復航海の技術を獲得していたのかもしれません!

ちなみに以前、国立科学博物館が、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」と称し、実際に渡航実験を行い成功を収めています。

世界最古の磨製石器

世界最古の磨製石器は3万8千年前のもので、長野県など複数の地域で見つかっているそうです。

磨製石器と言っても石全体を磨いたものではなく、刃先などの石器の一部を磨いた「局部磨製石斧」と言われるものです。

ちなみに打製石器は出雲から12万年前のものが見つかっているとか…

もしかしたらホモ・サピエンスが日本に渡ってくる前から、日本には人類がいたということなんでしょうか?

世界最古の落とし穴

鹿児島県熊毛郡中種子町・南種子町の立切遺跡・横峯遺跡では、世界最古の落とし穴が見つかっています。

この落とし穴は、3万5千年前の火山灰層から見つかりました

落とし穴の直径は約1mで上部が広いラッパ上になっています。

入り口がラッパ上になっているのは、落とし穴の中に獲物が落ちやすくするための工夫なんでしょうね。

深さは1mを超え、中にはフラスコのような形状をしているものもあるそうです。

世界最古の釣り針

沖縄県南城市のサキタリ洞遺跡では、世界最古の釣り針が発見されました。

発見された釣り針は、約2万8千年前のものとみられています。

釣り針は、巻貝の貝殻から作られたもので大きさは約1.4㎝!

こんな小さな釣り針が作れるなんて、旧石器時代の人々の技術ってスゴイですよね…

ちなみに下の動画では、鹿の骨から釣り針を作り、実際に釣りに挑戦しています。

興味のある方は、ぜひご覧ください!

世界最古の土器

世界最古の土器は、青森県東津軽郡外ヶ浜町にある大平山元遺跡で発見されました

大平山元遺跡で発見された土器は、約1万6500年前のもので、縄文時代のスタートの時期も、この発見に基づいています。

なので今後さらなる発見があれば、縄文時代のスタートは、もっと遡るかもしれません。

ちなみに、お隣の中国で、約1万8千年前の土器が発見されたとのことです。

ところが、この貴重な土器が盗難にあってしまったとか…

ホントかよ…😒

世界最古の漆器

撮影場所:御所野縄文公園

世界最古の漆器は、福井県三方上中郡若狭町にある鳥浜貝塚から発見されました。

約1万2600年前のものとみられています。

当初、漆は中国から伝来したと考えられ、中国で発見された約7000年前ものが世界最古と考えられてきました。

ところが、平成12年に北海道函館市で9000年前の漆製品が発見されたのを皮切りに、日本全国で中国のものより古い漆器が発見され、漆器が中国から渡ってきたという説は否定されました。

漆は、太古の昔から日本人の生活とは切っても切れないものなのですね。

終わりに|古代日本は世界最先端の技術大国

今回は、「日本史は縄文時代と旧石器時代が9割!世界最古の遺物が続々と発見!」と題して、日本の歴史は9割以上が縄文時代と旧石器時代で占められていることと、縄文時代と旧石器時代からは、世界最古の遺物が続々と発見されているというお話をしました。

古代の日本は、まさに世界最先端の技術大国だったと言えるでしょう!

この記憶は、僕たち現代人のDNAにも深く刻み込まれているはずです。

モノづくり大国日本!

オートメーションでモノが大量に作り出される現代、精巧な技術を持つ職人さんや中小企業が軒並み廃業しています。

今こそ、日本人の持つ技術力の高さに、もう一度目を向けても良いのではないでしょうか?

大量生産される商品よりも、ただ一つの逸品

こういったものが選ばれる時代が来ると僕は信じています。

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