先日、ついに茨城県北茨城市にある皇祖皇太神宮に行ってきました!
この皇祖皇太神宮には、都市伝説好きなら知らない人はいないであろう伝説の偽書(?)竹内文書が伝わっている神社です。
なぜ皇祖皇太神宮に行こうと思ったのかと言うと、神社や縄文時代の勉強を進めているうちに、竹内文書に伝わっている内容と歴史的事実が重なる部分があったので、どうしても自分の目で確かめたいと思ったからです。
そこで今回は
- 皇祖皇太神宮(茨城)の由来
- 竹内文書の内容を簡単にご紹介
- 竹内文書は本当に偽書か?
をお伝えします。
ぶっちゃけ今回の内容は、都市伝説的要素が盛りだくさんです!
なので、
「そういうものもあるのね…」
みたいなスタンスで楽しんでいただけたらと思います😅
皇祖皇太神宮(茨城)の由来
上の画像は皇祖皇太神宮の鳥居の近くにある、皇祖皇太神宮の由来の説明書きです。
画像の写りも悪い上に、見るからにメンドくさそうな文章なので由来に関する部分だけを掻い摘んで説明しますね。
なお、この画像の文章を全部読んでみたい方は皇祖皇太神宮のホームぺージをご覧ください。
皇祖皇太神宮の由来を簡単にご紹介
それでは、皇祖皇太神宮の由来を掻い摘んでご説明しましょう。
皇祖皇太神宮は、宇宙開闢の神皇、天地身一大神(あめつちまひとつのおおかみ)(別名、元無極體主王御神(もとふみくらいみぬしおおかみ))から現代までの天皇と皇后をお祀りしている神社で、皇祖皇太神宮(すみおやすみらおおたましいたまや)と言います。
~中略~
皇祖皇太神宮は、特定の神だけを祀る神社(かみやしろ)ではなく、すべての神々を祀る神宮(たましいたまや)であり、ユダヤ教、道教、儒教、キリスト教、仏教、イスラム教すべてを包括する万教帰一の神宮であります。
さっそく信じられない情報が飛び出しましたね…
天地身一大神(あめつちまひとつのおおかみ)という神様は、古事記にも日本書紀にも一切出てきません。
また、世界中の全ての宗教を包括する神社なんて、およそ日本の神社では考えられない発言ですし、全ての宗教の信者から怒られてしまいそうです。
でも、コレって日本の古代史や古史古伝、神社の歴史を紐解いていくと、あながち嘘とは言い切れないんですよね…
竹内文書の内容を簡単にご紹介
次に、皇祖皇太神宮に伝わる竹内文書について簡単にご紹介しましょう。
最初にお断りしておきますが、竹内文書には信じられない内容がたくさん書かれています。
僕自身、竹内文書の内容については、ン?と思う所がたくさんあります。
それゆえ「偽書」とされていることを念頭に置いて読んでくださいね😅
そもそも竹内文書とは?
竹内文書とは、神代文字(じんだいもじ)で記された文書と、それを武烈天皇の勅命により武内宿禰(たけのうちのすくね)の孫の平群真鳥(へぐりのまとり)が漢字と片仮名交じり文に訳したとする写本群と、文字の刻んだ石、鉄剣など、一連の総称で、竹内文献とも呼ばれています。
平群真鳥の子孫であるとされる竹内家に養子に入ったと自称する竹内巨麿(たけうちきよまろ/たけのうちきよまろ)が、昭和3年(1928年)に文書の存在を公開したことで明らかになりました。
現代に伝わっている竹内文書は写本とのことで、原本は昭和5年~12年に不敬罪で起訴された際に裁判の証拠品として押収されています。
しかも証拠品として押収された竹内文書の原本は、東京大空襲により焼失したとされ現在も返還されていません。
一説には、竹内文書は焼失しておらず、「NARA(アメリカ国立公文書記録管理局)」または「国立公文書館(旧内閣文庫)」に保管されているのではないかとの噂も。
真偽のほどはいかに…
ちなみに、皇祖皇太神宮のホームページには、竹内文書のご神宝の写真が掲載されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください!
竹内文書の内容を簡単にご紹介
竹内文書には宇宙開闢からの歴史が綴られており、その内容は、およそ古史古伝にそぐわないような壮大なスケールで描かれています。
有名なエピソードをいくつか紹介すると…
神武天皇よりも以前から天皇はいた
竹内文書に書かれている歴史は4つの時代区分に分けられ、神様が宇宙を開闢し地球に降り立つまでを「天神」、天皇(人類)が地上を治めるようになった「上古(じょうこ)」「不合朝(あえずちょう)」と続き、神武天皇即位以降の「神倭朝(かむやまとちょう)」へと続きます。
上古や不合朝時代にも天皇が存在し、上古では25代、不合朝(うがやふきあえずちょう)では73代の天皇がいたそうです。
天皇は世界の統治者
竹内文書によると、天皇が日本だけの天皇となったのは神武天皇以降のこと。平和で平等な世界だった
それまでの天皇は、世界を16方位に分割し自らの皇子皇女を派遣し統治させていたそうです。
加えて、天皇は在位中に一度は必ず天空浮船(あめそらうきふね)に乗って世界を巡幸し、新たな即位を世界に知らしめたほか、どのような政治が行われているかを視察し、必要に応じて人事や問題解決についての助言も行ったとか…
また新たな天皇が即位した際には、世界万国から集まった各国の統治者や高僧から祝賀を受けたと伝えられています。
ちなみに天皇が統治していた世界は、平和で平等な世界だったそうですが、度重なる天変地異や各地を統治していた統治者が自らの権力を拡大していったことで分断されていったそうです。
なんだか現代にも通じる話だと思うのは僕だけでしょうか?
日本には世界各地の指導者が来日していた
竹内文書によると、日本には世界に名だたる指導者が来日したそうです。
それらを年代順に羅列すると…
- 不合朝六十九代 神足別豊(かんたるわけとよすき) 天皇の御代にモーゼ
- 不合朝七十代 神心伝物部建(かんこころつとうものべたて)天皇の御代に釈迦
- 神倭朝初代 神武天皇の御代に老子
- 神倭朝第三代 安寧天皇の御代に孔子
- 神倭朝第六代 考安天皇の御代に孟子
- 神倭朝第十一代 垂仁天皇の御代にキリスト
- 神倭朝 第三十代欽明天皇の御代にモハメット
イヤイヤさすがに…
これが、皇祖皇太神宮の由来にある
「特定の神だけを祀る神社(かみやしろ)ではなく、すべての神々を祀る神宮(たましいたまや)であり、ユダヤ教、道教、儒教、キリスト教、仏教、イスラム教すべてを包括する万教帰一の神宮」
につながるんですね…
この他にも竹内文書には、世界には五色人(黄人、赤人、青人、黒人、白人)が存在したとか、旧約聖書のノアの洪水伝説に酷似した話、ムー大陸やアトランティス大陸の沈没を連想させる話など都市伝説チックな話が盛りだくさんです!
竹内文書は本当に偽書か?
ここまでのお話で、だいぶお腹いっぱいになったのではないでしょうか?
普通じゃ考えられないような話の連続でしたもんね。
普通に考えたら、この内容じゃ偽書と認定されても当然でしょう。
でも、竹内文書の内容が全てウソかと言えば、そう言い切れない部分もありまして…
それを幾つかご紹介します。
不合朝や神武天皇以前の天皇は実在した?
不合朝(あえずちょう)に関する記述は、竹内文書だけではなく他の古史古伝にも登場します。
それがウエツフミと宮下文書(みやしたもんじょ)、九鬼文書(くかみもんじょ)です。
ウエツフミは大分県で発見され、宮下文書は山梨県、九鬼文書は和歌山県で発見されました。
それら別々の地域で発見された書物にウガヤフキアエズ朝の存在が記され、神武天皇以前の天皇の存在が記述されています。
しかも、ウガヤフキアエズ朝は古事記にも日本書紀にも記さていないんですが、これはいったい?
ちなみに、ウエツフミと宮下文書、九鬼文書も偽書とされています。
複数の書物で共通の記述があるのに偽書扱い…
日本人が世界を統治した
日本人が世界を統治したというのは、ぶっちゃけあり得ないでしょう。
ただ、世界の国々に技術を伝えた(伝わった)というのは、あながち嘘ではないと思っています。
そのきっかけとなったのが7,600年前に発生した、鬼界カルデラの大噴火です。
鬼界カルデラは鹿児島県南方およそ50kmに位置し、その噴火の規模は過去1万年で世界最大規模の噴火と言われています。
実際に九州では鬼界カルデラの噴火以降、九州では約1,000年ものあいだ人間が生活した痕跡が見当たりません。
鬼界カルデラの大噴火で、九州地方の縄文人は全滅したのでしょうか?
僕は、そうではないと思っています。
と言うのも、以前の記事でご紹介したように古代の日本人は優れた航海技術を持っていました。
鬼界カルデラの大噴火が発生した際、当時の九州地方に住む縄文人が本州や大陸に船で避難し、その先で自分たちの持つ技術や知識を伝えたということは十分に考えられるでしょう。
皆さんは、どう思いますか?
天皇は天空浮船(あめそらうきふね)で世界を巡幸した
これに関しては有りえないと思うのですが…
でも最近では、もしかしたらもしかするかもって思っています。
と言うのも、超音波で物体を中に浮かせるという技術が実在しているからです。
日本でも東京大学の研究チームが、超音波で物体を浮かせ3次元的に動かす手法を開発しました。
また、とある一族に伝わる口伝にも、音で物体を宙に浮かせたということが伝わっています。
もしかしたら僕らが知らないだけで、古代では現代に伝わっていない技術が存在していたのかもしれません。
日本には世界各地の指導者が来日していた
まあまあ、この話も普通に考えたら眉ツバものですよね…
ただ、石川県にはモーゼのお墓(と言われるもの)がありますし、青森県にもキリストのお墓(と言われるもの)があります。
しかも、その周辺の地域にはユダヤを連想させる地名であったり風習も存在します。
とは言え、僕自身はモーゼやキリスト本人が日本に来ていたとは思っていません。
チョット含みを持たせる言い方ですが、モーゼやキリスト本人ではなくともユダヤ民族や中東系の渡来人が日本に来ていた可能性は、日本人のDNAや神社に伝わる祝詞を見ると否定できないんですよね…
この辺のお話は、縄文魂で徐々にお話していこうと思っています。
ちなみに昨年、皇祖皇太神宮の神職の方がYouTubeに出演されていましたので、その動画をご紹介いたします。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
信じる信じないは別として、かなり震える内容でした!
終わりに
今回は、前日訪れた皇祖皇太神宮の由来や、皇祖皇太神宮に伝わる竹内文書についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
普通に考えたら「こんなの有り得ないだろ!」みたいな話の連続ですよね…
でも、以前の記事でも書きましたが、歴史は時の権力者によって歪められるものですし、自分が今、知っていることが必ずも事実であるとは限りません。
しかも、この2~3年、秘伝や口伝とされている歴史や術理が次々と公開されてきています。
実際、縄文魂で扱ってきている縄文時代についても、これまで伝えられてきた歴史が覆され続けています。
大切なのは、自分の中の常識にとらわれず何でも柔軟に受け入れる心なのかもしれません。
皆さんのご意見やご感想を、ぜひお聞かせください!
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