2024年1月5日(金)ついに御所野縄文公園に行ってきました~!
イヤ~本当に感動しました!
本物の迫力は別格です!
本やインターネットでは感じることのできない、縄文時代の人々の息吹すら聞こえてくるような気がしました。
縄文時代の文化は本当に素晴らしい!まさに日本文明!と心からそう思える体験でした。
と、ここで聞きなれない言葉が出てきましたね。
「日本文明」という言葉、皆さんはご存じですか?
「そんな言葉知らね~よ!」
という方も多いでしょう。
「日本文明」は、世界で認められている立派な文明の1つです。
むしろ、僕たちが教わってきた「世界四大文明」こそ、世界ではマイナーな考え方なのです。
そこで今回は、「世界四大文明は嘘で教えてるのは日本だけ!?経緯と世界の文明を紹介」と題して、世界各地の文明をご紹介していきます。
- 世界四大文明は嘘で教えてるのは日本だけ!?経緯を紹介
- 世界各地の古代文明をご紹介
日本で世界四大文明を教えるようになったのには、とんでもない経緯がありました。
最後までお付き合いください!
世界四大文明は嘘で教えてるのは日本だけ!?経緯を紹介
世界で最も古い文明は「エジプト文明」「メソポタミア文明」「インダス文明」「黄河文明(中国文明)」と教わってきた僕たちには、なかなかショッキングな話ではないでしょうか?
でもコレって本当の話で、世界四大文明って区分には学術的な根拠がないそうです!
そんな風に言われても、そう簡単には信じられないですよね?
そこで、まずは日本の教科書で「世界四大文明」が教えられるようになった経緯をご紹介します。
日本の教科書で「世界四大文明」が教えられるようになった経緯
最初にチョットだけ補足を…
世界四大文明を教科書で教えているのは、正確には日本や中国など極々一部のアジアの国だけです。
その理由は、なんと植民地化をすすめる欧米列強に対抗するため!だったとか…
詳しく説明します。
世界四大文明は歴史用語ではなく政治用語だった
世界四大文明と言う考え方が最初に世に出たのは、19世紀末の清(現在の中国)。
清の政治家でジャーナリストでもある梁啓超が作った「二十世紀太平洋歌」という詩の中にある「地球上の古文明の祖国に四つがあり、中国・インド・エジプト・小アジアである」という一文が世界四大文明という考え方が最初とされています。
詳しく説明しましょう。
ことの起こりは19世紀末の清(現在の中国)。
当時の清は、欧米列強による半植民地化や日清戦争の敗北によりボロボロの状態。
そんな中、梁啓超は日本へ亡命します。
日本へ渡った梁啓超は、清の近代化を進めるべく様々なことを学びました。
その中で梁啓超は、中国に古代文明があったことを耳にします。
梁啓超は、身も心もボロボロになっている清の人民を励ますために「世界四大文明」という考え方を提唱し
「オレ等の国には、こんなにも古くから偉大な文明があったんだぜ!」
「オレ等には、欧米にも負けない歴史があるんだ!」
という論調を展開します。
この論調は当時のの日本にも都合が良かったようで、
「東アジアは黄河文明を祖とした同一の文明圏、だから欧米諸国は東アジアの内政に口をはさむな!」
という理論を展開。
それが、後の大東亜共栄圏という構想に発展していったそうです。
つまり「世界四大文明」は、民族の団結や蜂起を促すために都合よく歴史を解釈した政治用語なのです!
植民地支配の終わった現代の東アジアで、今でも捏造された歴史を学校教育で教え続けるというのはいかがなものなのかと思うのですが…
皆さんはどう思いますか?
世界四大文明が教科書に載った理由は口調が良かったから!?
世界四大文明が教科書に載るようになった理由として、もう1つの面白い説があるのでご紹介しましょう。
その説というのは、日本の考古学者である江上波夫の造語という説です。
ウウィキペディアにその説について詳しく書かれていましたので引用します。
杉山は以下のように述懐している。「ふと江上さんが「四大文明」という考えを日本に広めたのは自分だよと、愉快そうに笑われた。私は率直に、長江・ガンジス・マヤ・アンデスなども「文明」で、ざっと挙げても八~十個くらいはありますよとお答えした。ところが江上さんは、「四大文明」といったのは口調がいいからで、本当はいろいろあるさと大笑いされた。」
ウウィキペディア「世界四大文明」より
「口調がいいからで、本当はいろいろあるさと大笑いされた。」って…
イヤ!いい加減すぎるでしょ💢
こんな理由で選定された嘘の情報を学ばされ続けている今の日本って…
おかしくないですか?
世界四大文明という区分には学術的根拠がない
さて、ここまで世界四大文明が教科書で教わるようになった経緯をご紹介しました。
いずれの説にしろ、世界四大文明という区分には学術的な根拠はないと言わざるを得ません。
歴史とは、「今」を理解するためにも重要な学問です!
こんないい加減が歴史を今も教え続けて何の意味があるのでしょうか?
なんだか悲しくなります…
世界各地の古代文明をご紹介
ここまで、世界四大文明という言葉に学術的根拠はないということをお話してきました。
ただ、勘違いしてほしくないのは、世界四大文明があった地域に文明があったのは事実で、世界四大文明という区分に学術的根拠がないということです。
ここからは、世界四大文明以外にも世界各地で発生した様々な古代文明をご紹介していきたいと思います。
そもそも文明って何個あるの?
そもそも、この地球上に文明は何個あるのでしょうか?
主要な文明は8~23個に分けられるそうですが、明確な数字はハッキリしていません。
というのも、文明の種類や分類方法は、「その説を提唱した人のさじ加減」みたいな感じがあるからです。
出所は不明ですが、僕らが知っている四大文明に「メソアメリカ文明」「アンデス文明」を含めて6大文明という説もあれば、サミュエル・P・ハンティントンは、自身の著書「文明の衝突」の中で、「イスラム文明」「アフリカ文明」「中華文明」「ヒンドゥー文明」「東方正教会文明」「西欧文明」「ラテンアメリカ文明」「日本文明」の8つに分類しています。
また、マシュー・メルコは、「中国文明」「日本文明」「インド文明」「イスラム文明」「西欧文明」の5つに分類していますし、伊東俊太郎は、「メソポタミア文明」「エジプト文明」「シリア文明」「ペルシャ文明」「エーゲ文明」「ギリシャ・ローマ文明」「ビザンツ文明」「ロシア文明」「アラビア文明」「西欧文明」「インド文明」「中国文明」「日本」と13もの文明に分類しています。
見ていただいてわかるとおり、ザッと上げただけでもこれだけの文明があり、その年代も分類方法も研究者によって様々…
この他にも別の分類がいくつかありますので、興味のある方は調べてみてください😉
ただ、多く研究者が「日本文明」を独自の文明として分類しています。
なんだか誇らしい気持ちになるのは僕だけでしょうか?
世界各地の文明をご紹介
ここからは、世界各地で紀元前に成立した文明を簡単にご紹介していきましょう!
メソポタミア文明
紀元前3000年ころに、ティグリス川とユーフラテス川の流域のメソポタミアに成立した文明。
初期の農耕・牧畜が始まり、青銅器や楔形文字を用いた。
また、多神教に基づく神殿を中心とした都市文明が生まれ、六十進法や太陰暦を考案。
ちなみに、都市伝説界隈などで耳にするシュメール文明は、メソポタミア文明の前身となる文明で、紀元前3500年頃に成立したと言われています。
シリア文明
成立は紀元前3000年ころ。
「肥沃な三日月地帯」の一角を占め、豊かな生産力を持っていた。
メソポタミア文明とエジプト文明の双方ともかかわりが深く、東地中海世界とも結びつきオリエント世界の十字路の役割を果たす。
エジプト文明
紀元前3000年頃にナイル川の流域で成立した文明。
高度な文化が発達したのが特徴で、ピラミッドなどの建造からもわかるとおり、建築技術に優れ、測量術も発達した。
また、ナイル川の氾濫を予測するため、太陽の運行を基にした太陽暦を作成する。
「ヒエログリフ(聖刻文字・神聖文字)」などの文字を使用していた。
インダス文明
紀元前2500年頃からインダス川流域に成立した古代文明。
有名なモヘンジョ−ダロとハラッパーは、都市計画にもとづいて建てられた世界最初の都市遺跡。
建築物は焼レンガを用い,排水設備も整い,公共建築物も存在した。
使用されていたインダス文字は、現在も未解読です。
スキタイ文明
紀元前6世紀頃、黒海北岸の南ロシア草原を中心に、ユーラシア内陸で活動した遊牧騎馬民族による文明。
黒海の周辺、南ロシア、北カフカスの草原を中心に、強大な王国をつくりあげた。
高度な金属文化をもっていたのが特徴。
ギリシャ文明
紀元前8世紀なかば頃から発達しはじめた文明。
ギリシャ各地に、いくつもの独立した都市国家(ポリス)が出来たのが特徴。
ギリシャ文字が使われ、演劇や建築、物語などが発達し、ギリシャ神話も作られた。
また、哲学や数学などの学問もさかんで、哲学者のアリストテレス や ソクラテス 、 歴史学者の ヘロドトス など多くの学者がギリシャ文明から現れた。
ローマ文明
紀元前6世紀ごろのイタリア半島では、いくつかの都市国家ができていた。
紀元前1世紀ごろ、その都市国家の1つのローマが周辺の都市国家を征服し成立したのがローマ帝国。
ローマ字を使用しており、太陽暦を基にユリウス暦が作られ法律も作られた。
また、非常に整備された道路や水道も特徴。
アフリカ文明
エジプト文明を含む、アフリカ大陸全土を1つの文明圏とする考え方。
近年、南アフリカのディープクルーフ岩窟住居で、文様が彫りこまれた270個の卵殻の破片が発見さた。
また、アフリカ南部のボツワナ共和国において、7万年前頃の儀式の跡と思われる遺構が発見されたなど、様々な発見がされている。
中国文明
紀元前5000年ごろから、中国大陸の黄河・長江流域に興った文明。
以前は黄河文明が成立したのちに長江文明が発展したと考えられていましたが、長江流域にも古い文明の存在が明らかとなり、特にも稲作は長江下流域から始まったとされている。
メソアメリカ文明
紀元前2000年頃に、メキシコ中央・南東部・グアテマラなど中央アメリカの一部に成立した文明。
ピラミッドなど高度な石造技術を持ってた。
また、金・銀・青銅器は利用されていたが、鉄器は存在せず、車輪も使用されていない。
アンデス文明
紀元前3000年頃に、南アメリカ大陸のアンデス山脈の高原とその周辺に栄えた文明。
金や銀の鋳造がおこなわれ、種々の技術を駆使した金属細工が作られた。
鉄は使用されておらず、青銅器も祭祀用具の材料として使われていただけで、石器が主な道具として使用された。
また、アンデス文明の遺跡からは麻酔や筋弛緩剤を使い脳の外科手術をされたミイラが多数発見されている。
日本文明
日本列島あるいは日本人(日本民族)による、日本固有の文明。
国家として世界で最も長い歴史を誇り、大陸や東南アジアなどの周辺国の影響を受けながらも、独自の伝統文化や技術を築く。
他文明の産物や長所を吸収し改良することに優れ、欧米からも様々なものを取り入れてきた。
同化力も非常に高く、日本民族に吸収した周辺種族を彼ら独自の文化を残しながらも日本文化と和合させ、ほぼ例外なく日本民族に同化させている。
終わりに
今回は、「世界四大文明は嘘で教えてるのは日本だけ!?経緯と世界の文明を紹介」と題して、日本で世界四大文明が教科書で教えられるようになった経緯や世界各地の古代文明をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
僕は、歴史というのは非常に大切な学問だと思っています。
というのも、量子力学がミクロの世界を探求することで宇宙の真理を解明するように、過去を知ることで自分たちの未来がどう進むのかを予測し、より良い未来を創るための糧とすることができます。
また、歴史を知ることは、自分たちの国や他の国々の文化や民族性を理解する上でも大切なことです。
だからこそ正しい歴史を教えることはとても重要だと僕は思っているのですが、皆さんはどのようにお考えですか?
もしよろしければ、コメントをいただけると嬉しいです!
それではまた(^^)ノ
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